次に志摩自然学校校長・生賀(しょうが)照夫さんの「里海創生・・・
・志摩の海にあこがれて」でした。
京都出身の生賀さんは、平成17年6月に観光振興委託事業の一環として
自然体験、特産物、観光施設を利用した“集客事業”・志摩自然学校をス
タートさせます。
平成17年は500人であったのが、平成24年は8000人と右肩上がりで伸び
てます。
・内湾なのに美しい水辺環境
・リアス式海岸の入り江と照葉樹林による自然に囲まれてる感
・有人、無人の大小の島々があり、景色が変わるので飽きない
・青海苔のみどりのじゅうたん
・真珠養殖の作業の屋形
・檜扇貝(ヒオウギ)、牡蠣(カキ)、スズメダイ、タコ、クラゲ
・天然もずく、海松、渡り蟹、イカ
・夜光虫、海ホタル
志摩の普通は、都会では特別!!
スタッフには、特別難しいことを言わなくても、今見えることを伝えた
らお客様は十分に満足してくれることを伝えているそうです。
志摩には人が集まる三要素(水・緑・光)があり、食べ物がおいしく
人がやさしいなど非常に付加価値の高い地域であることが理解できまし
た。
志摩自然学校もスタートから順風満帆で来たわけでなく、当初は伸び
悩みがありました。
そんな時に近鉄がテレビで15秒と30秒の志摩のCMを流してくれたおか
げで問い合わせが急増しました。
どれだけよいものであっても外に発信しなければ客は来ない。
メディアとの連携がいかに大切であるかを痛感されたとのことです。
地域活性化の仕掛け人は、若者・バカ者・よそ者と言われます。
(さっとんは、変わり者と言われてます)
今は、○○○が作っているのりとか真珠とか貝といったように顔が見え
ることが大切であること。
加工品として出すと付加価値が上がるなど漁業関係者の方たちの意識も
変えていかなければ先細りになってしまいます。
他にエコツーリズムやクラブツーリズムなどについても話していただき
ました。

志摩自然学校
shimasizen.pdf