2015年09月02日

ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い  西寺 郷太 著

『第1章  1985年 アメリカンポップスの青春が終わった』

アイルランドの人気グループ「プールタウン・ラッツ」のボブ・ゲルドフ
が提唱し、アメリカ音楽界のオールスター45人(USA・フォー・アフリカ」
により“We are the world”は、1985年春にリリースされました。

ボブ・ゲルドフが、テレビでエチオピア軍事政権下で100万人餓死、800万人
の被災の報道を見てショックを受けたことがきっかけです。

音楽制作の興奮やスタジオワークの裏側を映し出したドキュメンタリー・ビデ
オは大傑作でした。(P24)

著者は、作詞家 湯川れい子さん、ポップスの羅針盤 小林克也さんに大き
く影響を受けます。

自身も80年代ポップスの語り部でありたいという強い思いがあります。

アメリカンポップスの著者の定義は、「20世紀のアメリカで生まれ、世界中
に広がった大衆音楽、リズムやメロディー、そしてハーモニーがあり、数分間
で簡潔する。主に歌が主役で口ずさむもの」です。(P24)

1950年代のアメリカは白人優位社会でしたが、幼年期から黒人音楽に親しん
できたエルビス・プレスリーの登場は、イギリスのビートルズやローリングス
トーンズに大きな影響を与えます。

白人であるエルビス・プレスリーは、リズム・アンド・ブルース、カントリー
ミュージックの要素を自分流に取り入れ(換骨奪胎)、腰を振り、シャウトする
ボーカルスタイルで若者に大きく支持されます。

ビートルズやローリングストーンズが黒人音楽に近づこうとしても別のものに
なってしまいますが、それが逆に大衆に支持されるのでした。

この本は、著者の深いリサーチ力と強力なコネクションがなければ世に出る
ことはなかっただろうと思われます。
“呪い”の部分は、実際に本を購入して読んでみてほしいです。
洋楽好き、ポップスを知りたい方には超おすすめの一冊です。


(スマートノート150901 p26)
posted by さっとん at 10:54| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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