2015年08月31日

小説 起業講座 1章 企業継続 江波戸 哲夫 著

後藤工業所は、東京太田区と福島郡山市に小規模な板金の
工場を持つ従業員82名、年商20億の中堅機械商社です。

初代社長の後藤耕作が亡くなり、二代目社長に長男である後藤
彬が就任しました。

副社長で40年のベテランである横田はおもしろくありません。
社長が提案した“10人のリストラ”“賃金の15%カット”を断固
反対します。

次男の専務取締役技術室長である徹は、「反対するものは辞
めればいい」と突っぱねます。

「それでは経営者だけいい思いをして、長年辛苦を共にしてき
た社員に説明できない」と横田は社長や徹を批判します。

徹は自分が専務取締役を辞めることで経営陣も血を流している
ことを示します。

母親で監査役の素子は非常に動揺するのでした。

結局、社長の提案したリストラ案は通り、議題は、“取引先の
新規開発”“新商品の開発”について横田は具体的な案を何も持
ちあわせていないのでした。

その晩、兄弟がホテル屋上のビアガーデンでリストラ案がう
まくいったことで乾杯をしました。

「副社長の横田は、会社の行く末ではなく、自分が社長になれる
かばかり気にしていてとても『社長の器』でない」と彬が言いま
す。

「社長の仕事は専務の3〜5倍大変だが、10倍楽しい」と話し、弟
の徹がこれからどうするかを気にします。

会社内部のどろどろした部分をよく取材されて描かれてる小説で
す。

(スマートノート6 P23 150825)
posted by さっとん at 21:36| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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