2014年08月05日

金融バブルが発生する条件

今日も「資本主義の終焉と歴史の危機」(水野和夫 著)の第三章
「日本の未来をつくる脱成長モデル」を読んでました。

本を読む目的は、「金融バブルが発生する条件は何か」です。

内なる空間での需要が飽和点に達し、高度成長時代のように資本(お金)
を投入して(投資)も稼げなくなってきました。
(利潤率の低下)

著者は、1970年代半ばが大量生産・大量消費のピークと捕らえてます。
理由は近代化のバロメーターである鉄の消費がこれ以降減少するからで
す。
1973年中小企業・非製造業の利潤率が9.3%とピーク
1974年に総人口を維持できる限界値の2.1を下回る

すなわち「地理的・物的空間」の膨張が止まります。

1980年代 自動車、テレビなどの省エネ技術でジャパンアズNo.1と称
えられ、当時の個人貯蓄率は13%、自動車やテレビは十分に需要を満た
せるようになりました。

80年代のアメリカは、個人貯蓄が低く、財政・経常収支の赤字(双子の
赤字)に苦しんでました。

金融バブルの条件として、
1.貯蓄が豊か
2.地理的・物的空間の拡大が限界

を満たしてないとバブルは発生しません。

80年代のアメリカはその条件を満たしてませんでしたが、90年代後半の
国際資本の自由化により、日本の貯蓄を利用してITバブル、住宅バブル、
金融バブルを発生させるのでした。

この本では、景気がよくなっても個人の所得があがらない時代に入って
いる理由をわかりやすく説明されています。
posted by さっとん at 17:45| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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