非常に博学なビートたけしと何人かの科学者との対談形式です。
P65〜90の「モテない男は鳥に学べ」では、上田恵介先生(立教大学
理学部教授)との中で鳥の世界の厳しさにも言及しています。
少年時代の上田先生は、鳥が大好きで毎日双眼鏡をのぞいてました。
その当時は図鑑も高価で買えなくて、図書館にある図鑑をノートに写
して観察に没頭してました。
ビートたけしもすずめやしゃもなどをよく捕っていて、しゃも
同士決闘させて負けた方を「しゃも鍋」にして食べてたそうです。
かっこうは托卵(たくらん)と言って他の鳥の巣に自分の卵を産み
育ててもらいます。
また、うぐいすは2〜3月はさえずりが下手なのですが、繁殖期の4〜
5月になると綺麗に鳴けるようになります。
また夏の間は見た目もきれいになり、メスにもてはじめるのですが、
目立つため天敵に捕られるリスクを背負います。
かっこよくないオスは相手にされず、かっこだけのオスは天敵にやら
れます。
(人間で言うところのルックス&経済力)
鳥の目は紫外線が見れるため、人間の見る世界よりも鮮やかな世界を
生きています。
何よりも注目すべきは、人間の世界では年寄りは邪魔扱いされがちで
すが、鳥の世界で年寄りは価値が重んじられモテモテなのだそうです。
そんな話を聞くと取り乱す方もいらっしゃるかもしれませんが、取り
急ぎご報告まで。

