2014年04月05日

木村敏(きむら・びん) 『異常の構造』

木村敏は、1931年生まれの医学博士(精神病理学)で、京都大学名誉
教授。
河合文化教育研究所所長です。

「東大現代文で思考力を鍛える」の二本目は、木村敏『異常の構造』
です。

東大は、「固定観念にとらわれない柔軟な思考、発想ができる人を受け
入れたいという」意思を持っており、受験生の心をゆさぶる出題が多い
そうです。

「近代文明など虚構にすぎない」と断定した木村敏の『異常の構造』の
中で、“人間は科学によって自然を支配できる”という誤った概念を痛切に
批判しています。

人間が科学のもつ合理性を不合理そのものの自然にもあてはめることは、
人間を大きなわなに陥らせてしまう。

偶然、不合理こそ自然であり、その本性なのであり、その上に科学の合
理性を載せてもそれは虚構にすぎないことを説いてます。

自然の中に絶対的なものを信奉する考えは、傲慢な意志だと批判して
います。

<参 考>
東大現代文で思考力を鍛える 出口 汪
posted by さっとん at 13:55| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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