2013年07月24日

知の逆転 第2章 ノーム・チョムスキー 帝国主義の終わり 資本主義の将来は?  吉成 真由美 著 NHK出版新書

 「生きてる人の中でおそらく最も重要な知識人」(ニューヨーク・タイムズ)
と賞賛されるマサチューセッツ工科大学の言語学教授ノーム・チョムスキーは、
人類史上最もひどい犯罪として広島・長崎の原爆を上げています。

「エリートは常に体制の提灯(ちょうちん)持ちになりやすい」とアメリカの
覇権主義を激しく批判しています。

 市場原理主義だけでは経済は破綻してしまう例に最大の輸出品目である民間
航空機(爆撃機)を上げています。
爆撃機を作る際に必要な航空電子工学や計測工学などは、政府の支援が不可欠
です。

逆に市場原理主義で動いているのは金融機関で、レーガンの貯蓄貸付破綻、ク
リントンのテクノロジーバブル、ブッシュの金融危機とすべて国民につけが
回りました。

 市場経済下では、経営者は利益を短時間で確保しなければならないため、
自分の利益を優先し、社会が受けるコストは考慮に入れられません。
その例としてゴールドマンサックスの破綻を上げています。

 また財政における「負債」は、一種の幻想であり、唯一の負債克服の道は
経済成長であると説いてます。
政府の支出を削減すれば失業が増え、需要が落ち、経済を低下させます。

 著者にはアメリカの軍事予算が突出していることが世界を核の恐怖に陥ら
せていることや中国の一人っ子政策の影響でまもなく労働力不足が生じるこ
となども今後大きな問題になると指摘しています。

posted by さっとん at 22:30| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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