2013年02月08日

志摩市商工会で開催された「三重大学 志摩市 文化フォーラム2012」に行く

昨晩(7日)午後7時より志摩市商工会にて、「三重大学 志摩市 文化フォーラム
2012」が開催されました。

最初に三重県水産研究所(浜島)の松田浩一 氏が「三重県における海女漁業の
現状」について話してくれました。

海の博物館による2010年調査によると現在の海女の人数は、鳥羽市が565人、志摩市
が408人とこの20年で半減しています。

また、海女の大きな収入源である「あわび」の収穫量も25年ぐらい前(平成元年)と
比べても10分の1以下まで落ち込んでます。

志摩市でも稚貝の放流などで「あわび」を育てる施策で、安定的に取れるよう試み
られてます。

ディスカッションにおいて男海女の方が「志摩市が提供する稚貝は1センチで、生存率
が低いので、3センチほどのものにできないのか」といった質問が投げかけられました。
現状は海女さんたちが稚貝を育てているそうです。



三重大学人文学部教授の塚本明 氏による「志摩海女の歴史と文化」について語って
いただきました。

志摩海女を存続させるために稚貝の放流、資源管理、加工品の開発などを積極的に進めて
いく必要があります。

海女の漁期は非常に短いので、見習いの海女が生活できるよう行政、漁協などによる
支援も後継者の育成の観点から重要です。
(現在、60代〜70代と高齢化しており、これから20年が大事)

観光海女についても、エロティズムを売るのではなく、海女の生活や自然の中で働く姿
を発信していくべきと訴えられてました。

質問も活発に出て、海女を守ることが里海里山にもつながる重要な課題であることを
再認識させられました。
文化フォーラム2012-4.jpg
左から塚本 明 氏(三重大学 人文学部 教授 )、
松田 浩一 氏 (三重県水産研究所 水産資源育成研究課 主幹研究員兼課長)

文化フォーラム2012-5.jpg
右から石原 善剛 氏 (海の博物館 館長・海女振興協議会 会長)
野村 一弘 氏 (有限会社兵吉屋 代表取締役社長)


(参考資料)
文化フォーラム2012-1.pdf
(志摩海女の歴史と文化)

文化フォーラム2012-6.pdf
(三重県における海女漁業の現状)
posted by さっとん at 14:28| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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