人間は何がしか「自分を鍛える!」ことが好きな動物だと思います。
限界への挑戦は自分をワクワクさせるし、今までできなかったことができるように
なると自信も芽生えてくるでしょう。
「自分を鍛える!」の著者であるジョン・トッドは、今から200年前、アメリカの
ニューイングランドで生まれ、そこで青年の修養書として最も多く読まれ、かつ
高い評価を得た本を書いた人です。
読み継がれる古典というのは、時代を超越しているように思いました。
忙しそうにせっせと動き回っているのだが、実際は勤勉ならざる人が少なからず
いることを、私は知っている。
というのは、勤勉さとはほど遠い人たちに限って、あたふたとせわしく動き回って
いることが往々にしてあるからである。
よく観察すればその違いは簡単に見抜ける。然るべき義務や本来の仕事をおろそ
かにしている人間は、なんとか自分の愚かさを忘れさせてくれることで頭をいっぱ
いにし、やらなければならない仕事はそっちのけで自分の得になることだけに一生
懸命になっているものである。
(自分を鍛える ジョン・トッド著 渡部昇一 訳 P43)
自分を戒める言葉として、しっかりと物事に取り組んでいきたいと再認識させ
られました。
2011年08月24日
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