2009年08月20日

伊勢志摩の魅力とあるべき姿

 夏の賢島大学は、三重大学客員教授でエッセストの川口祐二さんの「伊勢志摩の魅力とあるべき姿」でした。

川口さんは、NHKラジオの毎晩11時20分から5時まで放送されている「ラジオ宅急便」のふるさと通信員でもあります。


 最初に鳥羽志摩の「海女(あま)」の現状を説明してくれました。

日本には現在約2千人の海女が活躍してますが、その約半分は鳥羽志摩です。

昭和35年ごろは約1万人の海女が全国にいたそうです。


ところがこのところ海女が貝を取れなくなってしまいました。

当初、川口さんは「乱獲」も要因と考えてたようですが、海女は操業日数やもぐる時間、10.6センチ以下の貝は取らないなどきっちりと管理した仕事をしていることを知り、それが「乱開発」の反動であることを確信されます。

志摩の観光開発で、磯を荒らし、海をよごしてしまった反動で健康な海藻が育たなくなり、一番水質の影響を受けやすいあわびが全盛時(昭和40年744トン)の10分の1(76トン)に落ち込んでしまいました。

 生活排水で合成洗剤がどんどん流れ、海女で生活できなくなってしまいました。(中には100日で300万円以上稼ぐ海女もいる)

 川口さんは仕事柄、全国各地をまわってこられた方ですが、全国27の国立公園のうち伊勢志摩国立公園ほど荒れ果てた国立公園はないそうです。

ニュージーランドやカナダでは、国立公園の中に勝手に家を建てられないのですが、志摩では看板や景観にあわない建物が多いことも観光地としての魅力を半減されているとのことでした。

 一度壊した環境を取り戻すには100年はかかるようですが、皆がちょっとだけがまんすることでいい方に動くのではと思いました。




 志摩に住む以上は海が最高の宝だ!

posted by さっとん at 22:52| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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