2015年03月17日

 「ブルドーザー主義」はもう古い  @シノドス編集長  荻上チキ

「40歳以上はもういらない 田原総一朗 著」のchapter1は、
思想系ウェブサイト“シノドス”を運営されている方です。

 田原氏が「日本の大企業でいま魅力的な会社がない」と指摘。
経済成長の中、経営者は「守りの経営」すなわち失敗しない人が
えらくなる組織ばかりになってしまいました。

それが今、日本の企業が世界で苦境に陥っている大きな原因です。

 「シノドス」のビジネスモデルは、月500円のメルマガを千人に
配信することが基本にイベントや講演などをマッチングさせたりす
ることで売上を作っているようです。

 著書では、「教育」「地方分権」「社会保障(年金)」について対
談しています。

 橋下徹大阪市長が義務教育課程の留年を検討した際に、シノドス
でも徹底的に調べ上げた記事を掲載しました。
その結果、留年は短期的には効果があるが、長期的には悪影響があ
るとの結論に達しました。
http://synodos.jp/education/1396

また、橋下知事は消費税を全部地方税にして、国からの地方交付金
をもらわないことで、地方が独自の財源を確保し、地方間で政策間
競争をさせる政策を出しました。

たとえば、ある地方公共団体では、事実婚や婚外子、同性愛者に対
して寛容になれば少子化対策の一つになるのではないか?

 社会保障費(年金)においては、1950年生まれが300万円のプラス。
1980年生まれは1940万円のマイナスになります。

現在の賦課方式を廃止して、積立方式にすべきで、今年金をもらって
いる世代の750兆円を、年金改革公債として100年かけて返済していけ
ば3%の消費税ですみます。

 僕が住んでいる志摩市にできた第二伊勢道路の200円も知恵を絞れば
無料化が実現できるのだそうです。

体と頭で汗をかかなければ僕を筆頭にあんごし者は大損をしそうです。犬


posted by さっとん at 18:27| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月16日

topic01 日本の経済の現状を分析する  「通貨と為替」がわかる特別講義  伊藤 元重 著

「労働分配率」とは、付加価値(売上高−仕入れ)に占める人件費の
割合を言います。

「国内総生産(GDP)」は、国内で生み出した付加価値の合計です。
すなわち、財、モノ、サービスの合計額のことです。

「国内総生産(GDP)」を金額ベースで表したものを「名目GDP」と言い
ます。

2007年8月 アメリカでサブプライムローン問題が発覚しました。
フランス最大手の銀行であるBNBバリバの傘下にある投資会社が破綻。
(バリバショック)
その後、アメリカの投資銀行リーマンブラザーズが破綻して、実態経
済が悪化し、世界同時不況で経済が冷え込みました。

2007年の日本の名目GDPは、513兆円。
2009年は、473.9兆円と約40兆円減少しました。
ところが、労働分配率は急上昇しました。
さて、どうしてでしょう?



※国民純生産(NNP)

☆純生産の考え方

ある企業の利益を計算するには、まず、総売上額から原材料
費・半製品など、他者から買った中間生産物の代金を差し引く
必要があります。
さらに費用にはもう一つ大事なものがあります。
それは、工場の建物や機械などの設備にかかった費用で、減価
償却費
または固定資本減耗といいます。

この減価償却費を差し引くことによって、生産に要した費用
は全部除かれ、残りが正味の生産額、つまり純生産となります。
これは、いろいろな費用をかけてこれだけの価値を生み出した
という意味で、付加価値と言われます。
(シグマベスト 政治経済 P184)



不況の波によって企業が稼ぎ出す付加価値の合計が減少した
一方で、給与はすぐに減らせないため、分配率は急上昇してし
まいました。ふらふら
posted by さっとん at 22:30| Comment(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月15日

ゲーミフィケーション

 日経MJの3/13に英国で人気が高い知育ゲームの「ナイトズーキー
パー
」の販売独占権を大阪のアクティブゲーミングメディアが取得し
たとの記事がありました。

子供が描いた動物の絵で物語が展開し、新たな展開に進む時に100円
ほど課金されます。

自分の書いた動物がマグカップなどのグッズとしても販売できるよう
です。

 最近、人気のあったゲームとして、

2007  グリー   「釣りスタ」
2009  DeNA   「怪盗ロワイヤル」
2009 ミクシィ  「サンシャイン牧場」
2011  グリー   「探検ドリランド」
2012  ガンホ   「パズル&ドラゴン」

 従来のゲームが注目されるのは1年ぐらいでしたが、パズドラは3年
目も人気が高い理由として、

・スマホ時代に最適化されている。
・すきま時間で十分楽しめるゲーム性
・「育成」の要素
   (長くプレーすればするほど、自分のモンスターが強くなる。)

をあげています。

 
 東日本大震災の後、国際大学GLOCOM研究員の井上明人さんは、昨日
より、何W節電できたかをツイッターで記録しました。

それをおもしろがったプログラマーがアプリ化し、節電をゲームにして
みんなが楽しめるようにしました。

“ゲーミフィケーション”とは、あらゆるゲームで蓄積されてきたノウハ
ウの要素を、ゲーム以外に活用することを指します。

・ゲームの要素が、「ユーザーの利用目的」と正しくつながっているか。
・ユーザーがそのサービスから得たいと考えている価値を理解しているか。
・ユーザーがサービスを受けているという実感を持てているか。

 一例として「レコーディングダイエット」を上げてます。

体重計に毎日乗らない人は、自分の体重の変化に鈍感で太る原因を探せま
せん。

・日々の体重データの数値による記録。
・データをグラフの形で表す可視化。

「可視化」のためにスコアがつくことで、達成度やスキルの上達度が把握
できるようになります。

 社会の難しい問題の解決手法の一つとして、今後世の中に浸透していく
はずです。

<参考>
ゲームにすればうまくいく  深田 浩嗣 著 NHK出版
40歳以上はもういらない 田原総一朗 著
  「ブルドーザー主義」はもう古い 
      @シノドス編集長  荻上チキ

    
posted by さっとん at 21:25| Comment(0) | パソコン・WEB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月11日

自分で作るセーフティーネット  生存戦略としてのIT入門  佐々木 俊尚 著

 今の日本はバブルの頃とは全く違います。
古い価値観がどんどん壊れて格差が広がり、将来の不安をかかえてい
る人がいっぱいいる。

 経済、情報などのグローバル化で「理の世界」が大量に流れ込み、
昔の日本にあった「情の世界」が置き去りにされてないかを問題提起
されてます。

 いわいる“ムラ社会”は江戸時代に成立し、昭和初期には人間関係を
固定化し、内と外で区別し、相互監視を強化していきました。


 有名な社会心理学者 山岸俊男によれば“日本人は和を重んじる”と
いうのはウソで、集団主義社会(ムラ社会)は、安心を生むが、信頼を
破壊すると喝破しています。

 太平洋戦争時、敵国日本を調べたアメリカ人学者のレース・ベネデ
ィクトは、「西洋は罪の文化、日本は恥の文化」とし、その特質を意
識した作戦を考えるよう本部に申告します。

 高度成長により共同体の役割は、「会社」「組合」などに移ってい
きます。

ところが今、会社のために黙々と働いても、残念ながら報われない時
代です。
ブラック企業、派遣社員、契約社員が増え、以前の会社という箱がな
くなり、苛烈で残酷になってます。

著者は、強すぎるきずなは「同調圧力」を生み出してしまう危険があ
り、ゆるいつながりを重視することが重要であると述べてます。

そのツールとしてフェイスブックやツイッターなどを活用することを
提案しています。

それらによってセーフティネットを再生させ、新しい「情の世界」を
構築することが、僕自身の生存戦略としても意味がありそうです。

posted by さっとん at 23:16| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月10日

世界から猫が消えたなら  川村 元気 著

 以前にもブログで紹介しました。

また読み直してみると、これが現代の小説でありながら、な
かなか哲学的で、ふだん誰もが当たり前で気にもしてないこ
とが実はとても大切であったりすることに気づかせてくれま
す。

 主人公の青年は、医者から長くは生きれないことを宣告さ
れます。
その後、悪魔が現れて、「この世から何かを一つ消せば一日
だけ命をあげる」とささやかれます。

“世の中には悪魔に魂を売りたがっている人間がたくさんいる。
問題は買ってくれる悪魔がなかなかいないこと”で、主人公は、
非常にラッキーなのだと教え込まれます。

“道を知っていることと、実際に歩くことは違う”(P94)

“ほとんどの大切なことは、失われた後に気づく”(P117)

“自分で自分の死を悲しむことはできない。死は自分の周りに
しか存在しない。本質的には猫の死も人の死も同じなのだ。
なぜ人間が猫を飼うか。
人間は自分が知りえない、自分の姿、自分の未来、自分の死を
知るために猫といっしょにいるのではないか”(P166)

 解説の中森明夫氏もこの作品は後世まで読み語られる作品だ
と絶賛。
この作品から「愛する」とは「消えてほしくない」ということ
なのだということを訴えてました。猫
posted by さっとん at 21:59| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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