もらう時によく「○○○カードをお持ちですか?」と尋ねられます。
「持っていません」と答えると、「よろしかったら○○○カードをお作
りしましょうか?」と質問されます。
それに対しても「よろしいです」と短い時間に否定の意思表示を2回
しなければなりません。
僕は20代の頃に英語の生徒募集の仕事をしてましたが、時々あやし
げなおじさんが大きなかばんを持ってやってきて、支社長とコソコソ
と話して一万円札の束を渡しているのを目撃しました。
そして、それがこの地域で英語を学ぶ見込み客の名簿であることを知り
ました。
情報がお金になる現場を目の当たりにしました。
当時(80年代前半)はまだ個人情報と言う意識はなく、入ってくれた方
から学校のクラス名簿などを簡単に入手でき、それらを借りれることが営
業としての会社の評価にもなってました。
その影響か僕は基本的にカードを作って自分の購買記録など個人情報が
残ることに積極的ではありません。
「さっとんは、ほとんど毎日半額のおつとめ品ばっか買うとる」
「真面目そうな顔してるけど、壇蜜好きなのか」
と第三者に見られているような気がするからです。
また、店員がカードの確認をするごとに「いいえ」「いらないです」と
答えるのも、相手に悪いような気持ちになってしまいます。
小売業界は、店員にカードを勧誘させる作業から解放させてやってほしい
と感ぜずにいられません。
