「ホワイトカラーエグゼンプション」が上げられてます。
専門性の高いサラリーマンの残業代をゼロにして、裁量労働制にする方向に
持っていきたいようです。
産業競争力会議の民間議員は幅広い層を対象にしたい思惑がありますが、労
組や学者が過重労働や過労死を助長しかねないと批判しています。
僕が今読んでいる安宅和人氏の「イシューから始めよ」では、白黒をつけ
ることができない問題に取り組んではいけないと提言しています。
質の低い問題を食い散らかしていると僕のような仕事ができない「犬の道」
に陥り、50を過ぎても低い評価に甘んじなければならないとのことです。

著者は時間で給料をもらう人を「レイバー」、成果でお金をもらう人を「ビ
ジネスパーソン」と分別しています。
知的生産性の高い人は、単位時間あたりの仕事量が多いのではなく、やるべ
き問題を10分の1まで絞りこみます。
今やらなくてもよい仕事をやっていても、周囲を満足させる質の高い解は得
れません。
研究もビジネスも根っこは同じで、きちんとした成果を出すにはどう取り組
めばよいかが具体的に記されてます。
この本を読んで成長戦略に乗り遅れないようにしたいものです。
http://d.hatena.ne.jp/kaz_ataka/20081018/1224287687
圧倒的に生産性の高い人(サイエンティスト)の研究スタイル
「イシューからはじめよ」を書くきっかけとなった著者のブログ。