出口 汪(ひろし)著」を手に取ると、
・常識に縛られずに物事を捉える「圧倒的な思考力」
・的確に意図を把握し、それを正確に他者に伝える「論理力」
・哲学、思想、歴史、芸術、宗教などの「教養」
今を生き抜くための教養は、「東大現代文」に詰まっている!
いう宣伝文につられて購入。

1981年に出題された「夢のように 福永武彦 著」を読んでみ
ました。
人生を長いと感じる人がいれば、短いと感じる人もいます。
「現在」から過去を振り返ると、それが一瞬のうちに過ぎ去ったよう
に感じるのはなぜか?
著者は、過去は流動する流れとしてではなく、一個の物と認識される
と捉えています。
つまり夢の部分は、燃え尽きた時間の灰にすぎない。そしてその灰は
刻々に冷たくなり、次第に形を失い、忘れられ、ついには風に吹かれ
るがままに四散して、あとには何も残らなくなる。
従って、夢のようだという表現は、時間の早さを示すことによって、
人生のはかなさをも示している。(「夢のように 福永武彦 著」一部引用)
・人生・夢・近代合理主義・他者・背後・環境問題・生態系・無意識
・領域・論理・ニュートン・歴史と反歴史・脳死判定・臓器移植・生命
・倫理・情報社会・スクリーン・自我・ポストモダン・ウルトラモダン
・プライバシー・アイデンティティー・データダブル・言語・文学
・グローバル・バイリンガル・天安門・キリスト教・季良枝・科学精神
・内なる自然・演技・世阿弥・離見の見・目前心後・チェーホフ・天井
・天井桟敷(てんじょうさじき)
などがこの一冊に凝縮しているとのことです。
はたして、偏差値測定不能の僕に読みこなせるか?
今後は、背伸びしないとできないものに取り組んでいきます。