2014年03月01日

どうらく息子

 2月12日のブログに紹介したビッグコミックオリジナルの「黄昏流
星群」の続きが読みたくて作田書店で購入。
ビッグコミックは読まなければそれですんでしまうのですが、一度読
み始めるとはまってしまう作品が多いです。

ジョージ秋山の「浮浪雲」、井上秀夫の「弁護士のくず」、今週号で
印象に残ったのが尾瀬あきらの「どうらく息子」です。

 保育園の先生をしていた翔太は、子供たちを笑わせようと“落語”の
本とであった。
会席でその本の作者・惜春亭銅楽(せきしゅんていどうらく)の高座を
見て、“落語”の奥深さを識る。
銅楽師匠の弟子になり、「惜春亭銅ら壱(せきしゅんていどらいち)と
いう名前の前座となる。

(どうらく息子  はじめに 引用)

 落語界では、「前座見習い」、「前座」、「二ツ目」、「真打ち」と
言う階級があります。
 銅ら壱(どらいち)が二ツ目に昇進し、披露したのが「職人の一途な
思い届く春」です。

久蔵は藍染め(あいぞめ)の職人をしてますが5日前、兄弟子と吉原に行
きます。
そこで花魁(おいらん)道中が始まり、綺麗に着飾った女の人が次から
次に歩いてきました。
その中でひときわ綺麗な花魁が三浦屋の「高尾太夫(たかおたゆう)」で
した。

 親方に相談すると「高尾太夫は超有名で、大名の殿様ぐらいしか相手に
しない高嶺の花だ。会いたかったら三年辛抱して働いて15両稼げ」とかつ
を入れられます。

その後3年間、久蔵は必死に働きました。

 そして念願の高尾太夫のもてなしを受け、身も心も酔いしれます。
「今度、いつ会えるか」と高尾太夫に尋ねられ、身分を隠していた自分に
良心の呵責を感じ、正直に自分の気持ちを語り、藍染めの手拭いを渡しま
す。

高尾太夫は純粋な久蔵の気持ちに打たれ、「自分を女房にしてくれますか」
と尋ねます。
桜吹雪の舞う約束の日5日後に高尾太夫はやってきました。
「花魁!」と久蔵が叫ぶと、
「もう花魁じゃないわ。お前さんの女房だ」

 お後がよろしいようで。犬 
posted by さっとん at 22:58| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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