が問題行動を起こすことを問題視してました。
家族の死、避難所の生活、いじめなど環境の激変で、心理的に傷
(トラウマ)を負った子供が学校の教育に適応できなくなるおそれ
があるとのこと。
『嫌われる勇気』
多分僕が2011年11月8日からブログを始めて、読んできた本に
ベストテンをつけるとしたら“第一位”です。
フロイト、ユング、アドラーを「心理学の三大巨頭」と言うそう
ですが、本書は「アドラー」の思想を哲学者と青年の対話形式で
議論していきます。
・なぜ人は変われないのか?
青年は、学歴、容姿、出自などさまざまなコンプレックスを持っ
ており、自分の今が幸せだとはとても感じることができません。
それは自分の過去の心の傷(トラウマ)によってもたらされたもの
であると青年は主張します。
しかし、哲学者は「トラウマ」というものは存在しないと否定しま
す。フロイトとは一線を画してます。
人は、「目的」にそって生きるものだというのがその根本思想にあ
るようです。
たとえば、ひきこもりの子供は、親の虐待、周囲のいじめ、無理解
によって今の状態に陥ったという考えを否定してます。
スタッフに無礼な態度をとられたと大声でどなった人が、自分の
感情を抑え切れなかったと言う理由を否定しています。
“人は「目的」を達成させるために行動する”
この本では、なぜ今まで自分は変われなかったのか?
どうすれば自分が幸せになれるのかを示してくれてます。
シンプルですが厳しいです。
今どんな境遇でも、年を取っていても、容姿にコンプレックスがあ
っても誰でも幸せに生きることができると言うことです。
心が覚醒するような衝撃を受けるかもしれません。
