世の中の動きに疎くならないよう「らじるらじる」で予約して聴い
てます。
EU(ヨーロッパ連合)が、日本からの食料品の輸入規制を4月1日よ
り見直すそうです。
しかし、福島は規制を継続、その他は緩和とのことで残念です。
またイタリアでは、25歳未満の失業率が40%で不満が高まって
いるのですが、新しい首相に民主党のマッテオ・レンツイ代表が
指名されました。
39歳です。(国政での当選回数は1回、安部首相は7回です)
バブルを知らず「失われた20年」の中で育った30歳前後。
この停滞した日本を動かす原動力として台頭しつつあります。
80年代まで日本が作った製品はずば抜けて品質が高かったのですが、
90年代に韓国、中国など人件費の安い国の台頭で競争力は落ちてい
きます。(1位から27位)
その原因として著者は、「日本的経営」をあげています。
・家族的経営による異分子の排除
・若手社員の抜擢をしない
・賃金横並び
・終身雇用⇒個性のない人間の集まり⇒社長にNOと言えない
・転職市場が脆弱
古い世代が作ってきた仕組みが支障をきたしているのをわかりなが
ら、バブルの時代に戻りたい根拠のない妄想が支配する。
この支配からの卒業が復活の第一歩かもしれません。
(お先豊かじゃないよ


40歳以上はもういらない 田原総一朗 著