2012年09月21日

志摩の海女漁業の現状と課題

 いつもは賢島大学の講義が終わるとエビングハウスの忘却曲線を意識
してすぐに、ブログに内容などを書くようにしてます。

昨晩は帰りにイオンで買い物をして、ちりめん亭で中華そばとミニちゃ
ーしゅー丼を食べて、風呂に行った後に眠り込んでしまいました。
少し時間がたってるので記憶の過誤も含めての報告になります。


昨晩の賢島大学は、横山ビジターセンター長の伊藤 芳正さんの「志
摩の海女漁業の現状と課題」でした。

 まず、海女の種類には、夫婦、親子、兄弟などが2人一組になって漁
を行う「舟人(フネド、フナド)」。

舟に数人が乗って漁を行う「徒人(カチド)」。

浜から直接磯場へ泳いで行って漁を行う「浜子(はまこ)」(高齢者に多
い)」があります。


 海女さんが採る漁獲物には、あわび・さざえ・海藻(テングサ、ワカ
メ、アラメ)・ウニ・ナマコ・伊勢エビ・バタバタ貝などがあります。


 海女さんの操業期間やもぐる時間は、三重県漁業調整規則で定められ
ていて9月14日〜12月31日までは捕獲禁止期間となります。

志摩地方の海女さんの操業期間は、大王地区では2月頃から9月中旬、志
摩地区では3月中旬から9月中旬となります。


 伊勢志摩における海女さんの数は、昭和24年(1949年)には、2994人で
した。
当時は志摩において海女以外に職業が少なかったので義務教育を終える
と海女になる人が多かったそうです。

平成元年(1989年)に852人、平成22年(2010年)には542人ときつい、危険、
色黒になるなどの理由で敬遠されてます。
平均年齢も65歳以上と高齢化も進んでいます。

 また、あわびなどの漁獲高も減っていて、志摩町のあわびの漁獲量は、
昭和39年には243トンありましたが、平成20年には33トンと激減してい
ます。

その理由として、

・磯焼け(海水温上昇による環境悪化)
・海女の乱獲?
・よそ者による密漁

が考えられます。


 それらの理由により海女さんの生活が不安定となってます(20年前は
年収1千万円の人も多くいて、男を食わせていくのが甲斐性と言われて
いた)。

その対策として志摩沿岸にアワビの稚貝を放流事業などが行われていま
す。


 ディスカッションも活発で、
・水産高校に海女の育成コースを設置する予定であること。
・なぜ海女の生活が不安定になるまで具体的な対策が施されてこなかっ
 たのか。(行政は何をやってたのか)
・海女の漁協における地位が低いので、一人一人の声が届いてない。

 参加者の方たちの問題意識の高さに、自分の甘さを痛感しました。


( 参 考 資 料 )

 amanokazu.pdf
<伊勢志摩における海女の数の変遷>

awabi.pdf
<志摩町の年度別 あわびの漁獲量 (トン) >
posted by さっとん at 11:58| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
blogram投票ボタン
検索
 
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。