2012年08月22日

モハメド・アリ その闘いのすべて  デイビッド・レムニック 著 佐々木純子 訳

 日曜日(8/19)に阿児ライブラリで借りましたが、読み出すと15分ぐら
いは読み込んでしまうほどです。



 現在のモハメド・アリ(カシアス・クレイ)は、アメリカ人の心に暖
かい愛を象徴するイメージを与える人物と尊敬されています。

しかし、1960年にローマオリンピックで金メダルを取り、世界チャンピ
ョンになったすぐにアメリカの敵であるイスラム教徒に改宗し、ベトナ
ム戦争を拒否するなど白人至上主義、体制にに反旗を翻す反逆者そのも
のでした。

パーキンソン病に冒されたアリは、「来世を考えて楽園を思い浮かべる
のだ」と一日5回神に祈りを捧げ、終始死について考えてるのだそうです。


 アリとともに当時を代表するボクサーであったソニー・リストンとフ
ロイド・パターソンから話は始まります。


当時のアメリカでは、プロボクシングが最も人気のあるスポーツであり、
人々に大きな影響力を与えてました。

長い刑務所暮らしで邪悪な悪役をあてがわれたソニー・リストンに対し、
気さくで公民権運動や人種差別運動に賛同し、新しい時代の革新者の象
徴の役をあてがわれたフロイド・パターソン。

 フロイド・パターソンの指導者は、あのマイク・タイソンを育て心の
師といわしめたカス・ダマトでした。

カス・ダマトの死以後、タイソンの私生活が乱れ、転落していったのは
周知のとおりです。

カス・ダマトは、「プロボクサーのトップレベルは常に怯えている」
「ボクサーは己を知る必要がある。できなければ勝負に負ける」
「生きていくことに満足すれば死ぬことが怖くなる」
「森の中を歩く鹿は常に警戒している。木の枝に虎が隠れているかもし
れないからだ。恐怖心を持たないものは生き残ることができない」
といった汗くさい哲学、独自の理論を持ってました。

 しかし、パターソンは自分に自信がなく、最も疑い深い性格で睡眠障
害や一年以上のうつ状態など非常に繊細な心の持ち主であったそうです。

Floyd Patterson vs Sonny Liston
http://www.youtube.com/watch?v=Bh6KCJzopRI&feature=related

posted by さっとん at 23:12| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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