2012年01月06日

とても身近な放射線

 昨年12月14日に阿児アリーナで三重大学・志摩市共催の文化フォーラムで、
三重大学医学部附属病院 中央放射線部・画像診断科 佐久間 肇氏の
医療と被ばくのレジュメを読み返してます。

 僕たちに身近で役に立つ放射線として、画像診断の機器があげられます。

画像診断とは、人間の体内の様子を画像として表現し、お腹を切らずに病気
を診断する方法をいいます。

機器の例として

・CT(X線)

・MRI(磁石と電波)

・超音波(音)

・核医学(ガンマ線 放射性同位元素)

があげられます。


 病変が起こった時の

1.早期発見

2.適切な診断⇒適切な治療

3.治療効果の判定

により寿命が延びたり、QOLの改善が期待されます。


 僕らの体の中にも放射線物質があることを知らない方は多い
はずです。(被爆国であるためか、学校でも教えないし習ってない)

体重60sの日本人の体の中には

 カリウム40  4000ベクレル
 炭素14    2500ベクレル
 ルビジウム87  500ベクレル
 鉛210・ポロニウム210  20ベクレル
 セシウム137  20〜60ベクレル
 トリチウム   50ベクレル

の放射性物質があり、ほんのわずかながらも放射しています。


 食べ物にも自然放射線があり、「カリウム40」でみると
                 (単位:ベクレル/s)

 ビール       10
 ホウレンソウ   200
 牛乳        50
 お茶       600
 米         30
 魚        100
乾燥こんぶ    2000
干ししいたけ   700 
           ※出典 原子力安全研究協会
               「生活環境放射線データに関する研究」より

他に炭素14、ルビジウム87、鉛210など案外たくさんあります。

それを摂取して健康を維持することもできるし、微量だけれども放射線を体から
出していることを僕も知りませんでした。



 他にラジアルタイヤの放射線照射、ゴールド20世紀梨がガンマ放射によって誕
生したこと。

アメリカではテロ事件以降、炭疽菌対策、O157対策、ハンバーガーバクテリア対
策、インシュリンなどの採血用の針のガンマ線殺菌、ジャガイモの発芽防止のた
めの照射など、後で放射線の本を読んでみるととても理解が進みました。


 こんなに役に立ちおもしろい話を聞きにくる人が少ないのは、志摩市民として
非常に残念でした。

来年は一人でも多くの人が文化フォーラムに参加してもらいたいものです。


(参考)
 私たちは、なぜ放射線の話をするのか 木本敦子・あおみゆき・東嶋和子
              WAC 

posted by さっとん at 19:42| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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