2011年12月15日

志摩を元気にする水産業

 今日の賢島大学は、名古屋の映画館のように3本立てでした。

 「日本の最北で採れる海ぶどう」前田 勉さん(立神・養殖屋さん)

 前田さんのお兄さんは、南洋真珠の修行に行き、そのまま現地の人と結婚して居ついてし
まったため、24歳から地元に戻り真珠養殖をされてました。

海の環境悪化、リーマンショックなど真珠養殖は厳しい状況にありました。

もう一本の核を作るために、とり貝、ひおうぎ貝、もずくなどの種付け・養殖を試みます。

その中で水質浄化にも目を向け、海ぶどう(クビレズタ)を平成18年の夏から研究を開始。

平成19年に三重県のバイオトレジャーに認定されます。

 そして、いかだ養殖に挑戦しますが、カサネカンザシが大量付着に悩まされます。

そこでプロテインスキーマーという装置で水中のプランクトンを除去する装置を用います。

 志摩産の海ぶどうは、鹿児島、沖縄産よりも粘り成分・ミネラル感があります。

 海ぶどうの養殖からの教訓として

・失敗から学ぶことを大切にする。

・事実と真実をしっかり区別する。

の言葉は非常に印象に残りました。

maeda san.jpg





「志摩の海〜海女は元気です」 山下真千代さん(御座 海女)

 御座に生まれ、海が好きな37年の元気いっぱいのベテラン海女さんです。

水中眼鏡とウェットスーツなど10万円の原価で年間何百万円も稼ぎます。

韓国の海女さんとも交流があり、現地に行くとみんなスタイルがとてもいいのに驚いたそう
です。

韓国の海女さんは深いところをもぐり、足を使って泳ぐからです。

 大切なのは、相手がもぐれるなら自分ももぐれるようにしようとする努力と根性。

山下さんは62歳ですが、最高の海の幸を食べてるので白髪も一本もなく、とてもきれいな髪
をされてました。
(こういう風に食べたらうまいということを熟知されていることと、海女さんはとても口がこ
えています)

 海をきれいにすることがとても大事だと語られてました。

とても元気いっぱいの話術も非常に長けた方で、40分があっというまでした。

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 「あのりふぐで町、港おこし」 片山 勝仁さん (安乗・まるせい水産)

 志摩市の人口が年々減少しているように、安乗の漁師も平成10年は354人だったのが、
平成18年には227人に減り、60歳以上の方が多くなってます。

あのりふぐやさばなど、志摩の新鮮な魚を多くの方に食べてほしいという片山さんの思い
からISO22000を取得して手術室と同じぐらい清潔な水産加工工場も持っています。

 本来は地元の魚を地元の人に食べて消費を増やすのが本来の姿なのですが、現状は学校
給食などでも外国やよその地域の魚を使うことが多いようです。
(値段などの関係)

ノルウェーでは銀行は漁師に一番たくさん融資することや質問も活発で、志摩という狭い
テリトリーの中でも自分の知らないことが多いことを賢島大学の講演を聞くごとに痛感
します。

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posted by さっとん at 23:09| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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