2011年12月14日

危険な放射線と使える放射線 〜身近にある放射線を知ろう〜

 三重大学・志摩市 文化フォーラム2011〜大震災から学ぶこと〜 最終回(第3回)は、
苅田 修一 氏の「ベクレルとシーベルトってどう違う」、佐久間 肇 氏の「医療と被ばく」
についてのとても興味深い話でした。

 
 原子力発電の熱源はどのようにして起こるのか?

 高校の化学で原子核は陽子と中性子からなると学びました。

原子の化学的な性質は陽子の数で決定されます。
陽子数=原子番号で原子を分類し、同じ原子で中性子数が異なるものを同位体と呼び
ます。

 陽子と中性子の数が合えば安定元素になりますが、中性子過剰(β線を出して陽子を
増やす)、陽子過剰(陽電子を出して中性子を増やす)になると放射性になります。
(僕は自意識過剰といわれます。)

原子核が不安定になり、核反応が起こるときに放射線が発生します。


 ウラン235に中性子があたると核分裂が起こり、このときに莫大なエネルギーが放出さ
れます。
(235gのウラン235から出るエネルギーで5万トンの水を沸騰できる)

※広島原爆 60g  福島原発一号炉69t  二、三号炉94tのウラン燃料を持つ



・核分裂するとどうなるのか?

・電磁波

・放射性物質(放射能、α線、β線、γ線)と放射線について

・放射能の単位 ベクレル グレイ シーベルト

・放射線の透過と吸収、人体への影響 

・外部被ばくと内部被ばく

・確率的影響と確定的影響

・リスク計算

などについての基本的な知識を話していただきました。

低線領域(100mSv未満)における線量と発ガン確率との関係を示す客観的データはありません。

ガンになるリスクは、500mSVまでなら運動不足、肥満、やせすぎ、塩分の取りすぎの生活習慣
リスクと変わりません。

不必要に恐れず、風評被害にまどわされず、落ち着いた行動をしましょう。
志摩市内での被ばくによる健康の影響について神経質になる必要は全くないとのことです。

 
 放射線に関しては見えない敵なので、正しい情報を自分なりにしっかり学習していくことで
情報に振り回されるリスクは軽減できそうです。



 震災から9ヶ月経ち、時間とともに危機意識が低下しているのか、エビングハウスの忘却曲線
を彷彿させるほど来場している方は少なかったです。

これでは三重大学が志摩市に本腰を入れてくれなくなるではと危惧を持つとともに、情報に振り
回されないヒントを与えてもらえました。


<講演要旨>

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posted by さっとん at 23:30| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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