2011年10月22日

「市民真珠科学談話会」

 陽が傾き、潮が満ちはじめると、志摩半島の英虞湾(あごわん)に華麗な黄昏(たそがれ)
が訪れる。

 湾内の大小の島々が満潮に洗われ、遠く紀伊半島の稜線(りょうせん)まで望まれる西空に、
雲の厚さによって、オレンジ色の濃淡が描き出され、やがて真紅の夕陽が、僅か数分の間に
落ちて行く。

その一瞬、空一面が燃え立ち、英虞湾の空と海が溶け合うように炎の色に輝く。

その中で海面に浮かんだ真珠筏(しんじゅいかだ)がピアノ線のように銀色にきらめき、湾内
に波だちが拡がる。

(華麗なる一族 山崎豊子 著 一章より抜粋)

    ※稜線(りょうせん)・・・山の峰から峰へ続く線。



 おととい賢島大学の尾崎亥之生先生の「志摩の文学」のレジュメの中に収められていた作
品の一つです。

この文章だけで賢島(かしこじま)の情景が絵画のようにイメージできてしまうプロの作家の
表現力に驚嘆します。


 
 昨日の新聞に英虞湾のあこや貝が273万個以上の大量死が発生したということで、これから
先も真珠筏がピアノ線のように銀色にきらめき続けれるのでしょうか?


 明日(10/23)は、代々木高校志摩本校(志摩市神明723-8賢島)にて、
NPO法人日本科学士協会主催の「市民真珠科学談話会」が、朝9時より開催されます。

<演 題>

1.真珠養殖業の現況と展望
      (株)大月真珠  大月 京一 氏

2.種苗業者から見る真珠業界について
      (株)WDB環境バイオ研究所  中村智治 氏

3.真珠形成初期に見られる現象を培養下で再現
      NPO法人日本科学士協会   町井 昭 氏

4.英虞湾の赤潮プランクトン  ヘテロカプサ
      ミキモト真珠研究所     郷 譲治 氏

5.環境制御による挿核貝養生方法の開発
      三重県水産研究所     渥美 貴史 氏


【参加費】1000円

 代々木高校 電話1(プッシュホン)0599-43-6211


posted by さっとん at 19:15| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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