2011年03月13日

西山慕情ヶ丘の由来(日本の夕陽100選)

 日本の夕陽100選に認定されている立神(たてがみ)の西山慕情ヶ丘に行くと、西山慕情ヶ丘
の由来が看板に記されてました。



 ある年の春、若い男女が真珠の故里「多徳島」を訪れた。

男は婚約中の若い女性に真珠の首飾りを贈るつもりであったが、始めて見る英虞湾(あごわん)
の見事な造形美に都会育ちの二人には想像を絶するばかりで、殊(こと)に対岸の西山は霞(
かすみ)に棚引いて目を奪うばかりであった。

 この景観に魅了された青年は好奇心も手伝ってか対岸に渡りたいと言い出し、一人小舟を
借りて西山向かって漕ぎ出して行ったが、変わりやすい春の嵐に巻き込まれ舟は助けを求め
る暇もなく転覆し、遂に帰らぬ人となってしまった。

 この悪夢のような出来事に最愛の人を失った女は、傷心の身を両親のもとで過ごしていた
が、翌年の春想い出の地西山に桜を植えて、恋しい人の面影を慕った。


 毎年春になるとこの桜のもとに乙女の祈る姿を見て哀れと思い「慕情ヶ丘」と名付け、
日ごとに映える荘厳(そうごん)な夕焼けをせめてもの若い二人への神の餞け(はなむけ)と
した。

          
                             故  松葉清香


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<最近聴いてる歌コーナー>

       岸田智史  夕陽の中で 
posted by さっとん at 11:56| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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