2011年03月10日

円高の何が「悪」か

 円高のメリットとして海外旅行が安くいける、輸入業者が外国の商品を安く仕入れて、
消費者は安い値段で買えます。

しかし、日本の会社はほとんどが輸出を主体としているので、「円高」の状態を続ける
と企業が海外に移転してしまうリスクと超割高リスクが発生し、雇用を大きく失いまし
た。



 今日の夕方5時現在の円の為替相場は、一ドル82円76銭でした。

2007年の平均が約一ドル120円だったので、4年で約37円も円高です。

たとえば2007年に月給を30万もらっていた人は、ドルベースで2500ドル(30万÷120円)
でした。

ところが今日のルートで計算すると3624ドル(30万÷82.76)となり、ドルベースで見た
日本の労働者の給料は、44.9%(3624÷2500)も上昇したことになります。

これではどれだけコスト削減を行っても、まともに海外の企業と競争などできません。

もし僕が経営者なら労働者の給料を206900円(82.76×2500)に引き下げるでしょう。


 また、日銀総裁の速水さん(故人)は“円高は国益”と唱えてたし、2009年9月民主党
鳩山政権時の藤井裕久元財務大臣は円高容認発言をして市場がそれに反応して物議をか
もしました。

 2008年9月にリーマンショック後すぐに、日本以外の中央銀行は市場に大量のお金を
供給しましたが、日本がデフレ対策に本格的に腰をあげたのが2009年12月に10兆円規
模で成果はほとんどありませんでした。

お金の量を増やす努力を怠ったことが、世界で唯一10年以上デフレ・円高が続いている
原因とのことです。

 経歴とか権威と財政運営能力とは別の次元であることをつくづく感じます。




参考文献
   デフレと円高の何が「悪」か  上念司 著 光文社新書
   
   円高株安 藤井発言は『正しい』が

   ヤフーファイナンス
   
posted by さっとん at 17:40| Comment(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
blogram投票ボタン
検索
 
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。