賢島大学第10回講座は、じゃらんリサーチセンター・エリアプロデューサーの黒沢浩之さ
んでした。
・国内旅行実態として、旅行形態は、個人旅行88%、パック旅行12%とネットの普及により
消費者が主体的に旅先を決める個人旅行に変化しています。
旅行目的は、1位温泉、2位地元の美味しいものを食べる、3位名所旧跡
・国内旅行実態として、生活環境の変化が与える影響としては、携帯料金や任天堂Wiiのよう
なテレビゲームの支出、都市部の居住空間の向上などにより、“旅行価値”が相対的に低
下しています。
マーケットの変化に対応した新たな「地域の価値」を提示することが必要です。
・現状の地域の課題として、地域資源が活かされてない、市場ニーズがつかみきれてない、
ターゲットが不明確、観光資源と消費者ニーズのマッチングができていないなど。
・今後の観光の可能性として地域の「地域型観光力」の向上が求められています。
じゃらんが発刊されて5年ぐらいは、10ぐらいの宿泊プランを提示できればよくがんばって
いる方だったが、今は50でも足りない。
商品開発をするには、カスタマー(顧客)視点、企業側の視点、スキーム(枠組み)が構築
されていることが必要。
認知 知ってもらう
↓
関心 興味・関心を持ってもらう
↓
欲求 価値に共感してもらう
↓
記憶 価値を頻繁に連想してもらう
↓
行動 来訪してもらう
↓
満足 また来たいと思ってもらう
基本的にはおもてなしの心を持つことで迎えることですが、恋愛にも同じ要素が必要だと
思えば、なるほどとうなずけます。
ネットでは、価格帯により顧客の方が指定してしまいニーズを100%満足させられないこ
とも多いそうです。
(あと1000円出したら伊勢エビが食べられたなど)
個人の知恵と発信力が大きな差になるとのことで、話を聞いているとネットの世界は僕が
今まで培ってきた常識をどんどん覆してしまう点で少し戸惑いも感じました。
宿泊施設の口コミなどについてや大型連休が分けられた場合の影響などについての質問もあ
りました。
2011年02月18日

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