2011年01月19日

第一章1-1良いデフレなんてありえない

 経済はモノとお金のバランスで成り立ってます。

「デフレ」とは、お金の供給を長期間怠ることで、そのバランスが崩れ、お金が極端に不足
することをいいます。

人々はモノよりもお金をほしがる逆バブルが「デフレ」です。



日銀は1990年ごろ、バブルを鎮圧するために、極端にお金の供給を減らしました。

その効果はてきめんで、バブルはすぐにはじけたのですが、その成功体験から抜け切れず、
その後もお金の供給をなかなか増やしませんでした。



 リーマンショック後、諸外国は2〜3倍のお金を供給しました。

ところが日本は5%しかお金の量を増やしていません。

そのため外国のお金の供給量が一気に増えた結果、円高に襲われました。



 デフレでメリットはほとんどありません。

デフレ下では、もともとモノに対する需要がないので全く売れません。

特売が定価になり、それでも売れないのでより安くしないとお客さんが来てくれません。


それでも売れないのがデフレです。

従業員の採用を抑え、時給を減らし、倒産すると失業になります。


デフレのメリットを享受できる人は、倒産や失業、リストラの心配のない公務員や大企業の正
社員です。

 くれぐれもテレビやコンサルタントなどの「デフレに負けない経営」などといった精神論にだま
されないでください。



デフレと円高の何が「悪」か  上念司 著 光文社新書

posted by さっとん at 12:02| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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