2010年06月18日

新古典派経済学

最近の経済学説(新古典派経済学)→サプライサイド・エコノミックス、マネタリズム


 15世紀のイギリスでは、封建領主の支配力が弱まり、地主や商人が賃金労働者を集めて、分業によって毛織物の生産性を高めていきました。(マニュファクチャー)

18世紀には、機械を使用する生産手段(産業革命)が起こり、近代資本主義が成立していきます。

 近代経済学の基礎を築いたアダム・スミスの国富論では、「経済は“神の見えざる手”により、自由放任の状態で最もよく発展する」と説きました。


 ところが、完全な自由競争の下では、弱い企業は潰され、資本家と労働者との所得配分の不平等が大きくなっていきました。

そこで政府が財政支出をして公共事業や社会保障などに積極的に介入して、有効需要作って経済を安定的に発展させようとするケインズ主義が1929年の大恐慌時のアメリカのニューディール政策以降各国で取り入れられるようになります。


 1970年代に入るとオイルショックでインフレが加速し、その対策として無駄な財政支出をやめ、減税、規制緩和をして企業を元気にして投資を増やすサプライサイド・エコノミックスが取られ、日本は見事よみがえりました。


ケインズを批判する政策として、財政・金融政策を重視する「マネタリズム」という貨幣供給を重視するものもあります。


 さて80年代前のイギリスは、経済が停滞しているのに社会保障を充実させ、基幹産業を国有化の政策により既得権益にしがみついたり、国民が高福祉に依存する体質となり、国際的な競争力を落としてました。



ぞくに「英国病」とも言われてました。

大きな政府(福祉国家)は財政赤字になりやすいのですが、安易な経済政策によってインフレにもなりやすいという特長があります。


 そこに登場するのが「鉄の女」サッチャーです。

サッチャー内閣は、国営企業の民営化、金融引き締めによるインフレの抑制、財政支出の削減、高所得者優遇の税制改革、規制緩和、労働組合の弱体化などの政策を推し進めて小さな政府を作っていきました。(サッチャーリズム)

エージェンシー(独立行政法人)やビッグバンなどの言葉は今でもよく使われます。



 従来の「改革」の概念とは全く違う方向に進む日本ですが、増税だけが先行しているように思うのは僕の杞憂(きゆう)でしょうか?



(参考資料)
マニュファクチュア(工場制手工業)


アダムスミス


ケインズ


サプライ-サイドエコノミックス

マネタリズム


新古典派経済学


英国病


posted by さっとん at 16:52| Comment(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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