2010年05月23日

なぜ日本人は落合博満が嫌いか  テリー伊藤 著

 この本では、閉塞感(へいそくかん)を打破する答えを示している「落合」から日本人が激変する社会を生き抜く力(落合力)を学べということがテーマとなってます。


 現役時代3度の三冠王、群れず、はしゃがず、黙って信念を貫く、現在の日本人が失った古きよき日本人が持っていたパワーを具現化しているのが落合監督です。

“プロは結果がすべて”“おれ流”“徹底した合理主義”“有言実行”を現役時代、そして監督になった現在も貫いてます。


 2003年10月にドラゴンズの監督になった時に、「新戦力は入れません。この戦力を10%伸ばして優勝します」と宣言し評論家の予想を見事はずさせてセリーグ優勝。

その年のキャンプでは一軍、二軍枠を撤廃して70人全員に同じスタートラインで勝負させました。

初日から紅白戦(100の練習より一つの試合の方が選手がよくわかるそうです)、練習時間もリーグで一番長く、やりきった者だけが生き残る環境を作ります。


チャンスは平等、指導者は教えるのではなく見るのが仕事というのを実際に行動で示します。



 テリーさんは日本の活力が低下してきたのは、退路を断って勝利を目指す人間(落合力)が減ってきたからと指摘してます。


 落合監督はマスコミにほとんどしゃべらないのでプロ意識に欠けるとの浅はかな見方がありますが、監督(上司)の言葉に選手は過敏に反応するから必要なことは直接本人にしっかり話しているのだそうです。

回りの情報(マスコミ)に振り回されない配慮からです。



 もし落合監督がサラリーマンなら無愛想で説明下手でサービス精神はゼロでプレゼン能力も乏しいでしょう。


人目を引く情報をネットで集めてデータ・画像・写真を並べて流暢にプレゼンできるサラリーマンとどっちが頼りになるか仕事ができるか?


オリジナリティーと独創力のある落合監督が事業仕分けで蓮舫さんから「2位ではいけないのですか」と尋ねられたら「1位こそ意義がある」と答えるでしょう。


・世界一の貯蓄を誇る日本人がどうして老後が不安なのか?

・安い服をたんすにいっぱい買う必要があるのか?

・まぐろが食べられないのが悪いことか?

・かには食べ放題で食べる食材か?


など今まで何の疑問も持ってないことを疑って見ることも大事なのかなと思いました。

なぜ日本人は落合博満が嫌いか  テリー伊藤 著
posted by さっとん at 21:29| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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