昨日の聴く日経は、日本経済新聞・論説副委員長の伊奈久喜氏の
「鳩山政権の外交・安全保障政策」でした。
「新政権で日本の外交はどう変わるのか」というテーマで、もし安全保障政策を野党時代のまま(東アジア共同体→アメリカから少し離れる)でいけば悪化し、態度を変えれば(日米同盟基本)良くなるようです。
民主党のマニュフェストにもあまり書かなかったのは賢明で、今後も対米を基本に考えるべきとのことです。
懸念すべきは民主党議員に日米同盟をきちんと知っている人が少ないことです。
日米同盟(日米地位協定)では、日本が攻められたらアメリカに守ってもらえるが、アメリカが攻められたら日本はどうするのか?
“「対等」なパートナーシップ”という感覚は日本人のコンプレックスの表れでありナンセンスです。
今、日米は40年前の池田ケネディーの時代のような不平等な関係ではありません。
日米首脳会議がとても重要になってくるのですが、アメリカ、オバマ大統領との信頼関係をどう築くのか?
個人でも初対面の人と人間関係を作るときに、率直に話し合い、相手の一番困っている問題について具体的な議論ができれば、「この人とは仲良くしたい」と評価されます。
アメリカが今一番困っている問題は、アフガニスタン問題ですが、インド洋の給油の継続を約束できれば一番喜んでもらえます。
もしやめれば他に代わるもの(お金など⇒湾岸戦争で批判される)は何か?
「政治とは現実への対応」で「昔に縛られてたら何もできない」と言われてましたが、国際問題がダイレクトで生活に響く状況であり、無関心が最も怖いことだと思います。
聴く日経 http://www.febe.jp/podcast/nikkei/index.html
日本経済新聞・論説副委員長
伊奈久喜氏
「鳩山政権の外交・安全保障政策」
2009年09月23日

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