僕は前職が菓子メーカーの営業だったので、スーパーの棚割りや棚卸しで不二家のセールスともよく話をしました。
「他のメーカーさんでうちのネクターみたいにどろっとした食感を出せるとこないでしょう」
これは他の追随を許さないすごい技術なのだそうです。
菓子業界内で言われる5大メーカー(森永、グリコ、ロッテ、明治、不二家)は、ジャスコなどの大型スーパーの商談でも別枠が組まれていて、僕がいた単品弱小メーカーは待ち時間2時間商談2分がざらでした。
(T_T)
菓子業界の総会や問屋の新年会などに出席すると、社長や来賓の方のあいさつがとても長く、“乾杯の音頭”までたどりついてほっとすることが多かったです。

「非常に厳しい状況にあるこの菓子業界の・・・・」
「小売、メーカー、卸が一体となってこの難局を・・・・・」
いつも話す内容は同じようなことなのでスピーチは短い方が喜ばれます。 (*^_^*)
社長や政治家でも自分のウンチクを皆に披露して優秀だと思われたいから、いろいろ盛り込んで話をしてくれますが、どうでもよい的外れな話で長々話されるほど迷惑なことはありません。
35年くらい前に東海ラジオで朝11時から"不二家・歌謡ベストテン"という番組を毎週聴いてました。
僕の中では、いつも天地真理が一位をとっていた記憶が残ってます。
司会のロイ・ジェームスは、今の僕よりも流暢に日本語を話していました。
10位9位8位の発表の後に3分ほど"歌謡メモ"のコーナーで、辛口でしたが、芸能界の問題点やアイドルへの苦言など、短い中にもエッセンス(本質)を突いた話に子供だった僕も「なるほど」

不二家歌謡ベストテンのテーマ曲 Mame