昼前に図書館に行き、新潮と文春と日経PCを読みました。
日経PC2月号に文具メーカー・キングジムの「ボメラ」の開発者である立石幸士(たていし たかし)さんの記事がありました。
「ポメラ」というのは、テキスト入力のみできる機器で、文庫サイズの小さな本体と折りたたみのできるキーボードというシンプルなものです。
今誰もが持っている携帯電話には、メールやインターネットなどの通信機能、電子辞書、カメラ、テレビなどの機能が標準でついてます。
ただ本当にきれいな写真をとりたい人はデジカメを、音楽を聞きたい人はIpodをとすみわけがありました。
その中で「メモをとるツール」というのが、ぽっかりあいていたことに開発者の立石さんは気づきます。
激安パソコンなどで小型化されてもアダプターをつけると1キロほどの荷物になるのが普段から気になっていたそうです。
単四電池1本で何十時間も動くようにできないかとも考えました。
役員会議では15人中14人は反対。
1人の役員だけ絶賛してくれて、「いますぐほしい」と言ってくれました。
「企画やアイディアは多数決で決めてはいけない」と思ったそうです。
昨年11月10日に発売し、品切れするほど売れているようです。
企画やアイディアは普段の生活の中で不便を感じたり、こんなふうなものがないかなというところから始まるのだと思いました。
キングジム http://www.kingjim.co.jp/products/index.html
2009年01月18日

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