それが自分に問題があるのだと今まで思ってましたが、そうでもないことが「骨太の論理」で説明されてます。
学者と一般人との“わかりやすさ”に対する認識の乖離(かいり)が、数学の教科書を難しくし、数学嫌いを増大させているそうです。
携帯やパソコンを初めて使う時に、いきなりしくみ(証明)から入ったら大部分の人はお手上げです。
携帯やパソコンでインターネットができたり、動画を見れたりする方法を知った後にそのしくみ(証明)を勉強すればスムーズに理解が進むのに、学者はしくみ(証明)から入るので多くの人が理解しにくいと指摘されてます。
“「数学的思考力」とは人に自分の考えをわかりやすく伝える力”と定義します。
A「中嶋は男前です」→B「男前はもてる」→
C「もてる男はつらい」→D「つらいから独身である」
この論理につっこみが入れられることが、数学的思考力です。
誰が、中嶋を男前と言ってたのか? 男前の定義は何か?
なぜ自分でもてると言ってるのか? うぬぼれてるのか? 居直ってるのか?
もてる男はみんなつらいのか? もてない男はどうか?
つらい男は何が原因か? つらくない男は結婚しているのか?
この能力を身につけることで、能力が1+1ではなく、2乗であがっていくそうです。
仕事上のうさん臭い話やニュースのコメンテーターの偽善を見破ったり、投資などをする場合、恋愛、法律、経済などあらゆるところに数学的思考力がものをいいます。
この説明でわかりにくいのは、僕がまだ数学的思考力が低いためなのであしからず。

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